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2020年「世界難民の日」イベント

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6/14(日)に「難民とは-国境を越えて隣で考え、共に歩む存在を目指して-」というイベントをzoomにて行いました。

本イベントは元UNHCR駐日代表・滝澤先生を講演者にお迎えし、中高生から社会人まで約50名にご参加いただきました。
はじめに滝澤先生より世界と日本の難民問題についご調講演をいただきました。かつては政治的亡命者として逃げる人々が多かったのに対し、近年は自分の命を守るために逃げる紛争難民が急増しています。難民の方々を取り巻く環境が時代と共に変わっている中で日本は昔の体制から抜け出せず(抜け出さず)、時代にそぐわない対応をしているなと感じました。新型コロナウイルスの影響で国を超えての移動が難しくなり、助けを求める人を拒否する口実にもなっていることは難民の方々にとって厳しい状況です。難民が人道的問題ではなく政治的な問題として取り上げられるようになり、本当に考えるべきことは何なのかを見失わないようにしていかなければならないと改めて思いました。


講演後5,6人のグループに分かれてディスカッションの時間を設けました。学生と社会人が混ざってそれぞれが課題だと感じている難民問題に関して話し合いました。学生の素朴な疑問に経験知識豊富な社会人の方から知見をいただき、またそれぞれに思うことを述べ合って難民問題について多角的に捉え直す時間となりました。


そのあとは全体交流と題して数グループが話し合ったことを全体に発表し滝澤先生からフィードバックをいただきました。現状の分析をしている班から未来のことを構想している班まで様々で、言葉にして伝えるというプロセスを通して、ただ一方通行で話を聞くだけではなく自分が考える主体として参加するイベントとなりました。


滝澤先生からは「若い人たちに期待している」とのお言葉もいただき、このイベントに集った方々と共に少しずつでも社会を良い方向に進めていきたいと強く思いました。一人で全てを解決することはできなくても一人一人が何かを変えることはきっとできると信じています。


最後に、本イベントでご講演くださった滝澤先生をはじめ、後援をしてくださったUNHCR駐日事務所、国連UNHCR協会の方々にもこの場をお借りして感謝申し上げます。またイベントに来てくださった皆様もありがとうございました。
これからも学生団体UNIONは、難民問題を含めた国際社会の現状を学びより多くの人に伝え、「全ての人がその人らしさを大切に生きることのできる社会」の形成を目指して活動していきます。今後ともよろしくお願いいたします。

タイムテーブル

13:00   開会

13:15~  講演

14:25~  休憩

14:30~  グループディスカッション

15:00~  全体での交流・講師からのコメント・質疑応答

15:25~  おわりに

講 師   滝澤 三郎 氏

元UNHCR駐日代表 東洋英和女学院大学名誉教授

主 催   東京大学学生団体UNION

後 援   国際連合難民弁務官(UNHCR)駐日事務所

​      国連UNHCR協会

UNHCRの難民支援活動にご協力をお願いいたします。

  詳細はこちら


当団体は,Youth×UNHCR for Refugeesプロジェクトに参加しています。
  UNHCR駐日事務所HP「Youth×UNHCR for Refugees」
  国連UNHCR協会HP「Youth×UNHCR for Refugeesプロジェクト」
  mail: YU4Refugees@gmail.com
  Twitter: @yu4refugees
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  Facebook: yu4refugees
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Youth×UNHCR fore Refugeesは「UNHCR WILL2LIVEムーブメント」の取組に賛同しています。
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